「小中学校の児童生徒による『スマホ』の持ち込みを、国が認める方向」だそうです。

 あ~あ・・・。なんだかなぁ~。スマホの使い方で、すでに教師たちがどれほど頭を悩ませているか、国の政治家はお分かりになっていないんですね・・・。
 なんでも、「災害時において、家族との連絡をSNSでスムーズにとれるようにするため」なんだとか。
 しかし、家族への連絡の方法なんて、学校から保護者への、メールの一斉送信など、やりようはいくらでもあるはずで、子供が、学校内へスマホを持ち込むことの方が、問題を生む要素があり過ぎると思うんですけど。
 こんなこと、昨今のニュースを見ていれば、誰でもわかることだと思うんですけどね。
 
 「教師を挑発して、体罰を誘発し、その動画をネットに配信した事件」
 「いじめの様子を、動画で配信した事件」
 「いわゆる『バイトテロ』」
 その他にも、スマホを用いたSNS上での「いじめ」や「犯罪につながったケース」など、あげればきりがありません。
 教育関係者が、これほど頭を痛めているのに、国はどっち見て、アイディアを出しているのでしょう?

 一度、これを許可してしまえば、「やっぱり駄目です」なんて、ことは絶対に言えません。楽な方に楽しい方に流されていくのが、人間なのですから・・・。
 そもそも、SNSを使用するにあたっての、法的な整備やガイドラインも示されていない状況で、学校への持ち込み可・・・。ああ、もう、生徒指導なんてやれないなぁ。